検索窓
今日:499 hit、昨日:1,611 hit、合計:91,438 hit

❅·̩͙37 ページ37

照起こしてから行く!と
意識がはっきりしたふっかが残って
あとのメンツで行くことに。



一応起こしたんだけどな…私とラウールの時間返して欲しい。



8人も固まって歩いていると
やはりそれなりに威圧感がある。
阿部以外はわりと着崩してるし、髪色だって私と佐久間で明るさの平均値を上げてしまっている。



他の生徒よりいくらか目立ってしまうのは致し方ない。



佐「やー今日はいい朝だったねえ」



前列を歩く佐久間がこっちを振り返った。



「…それは良かったね」


目「なんで?何かあったの」


「なんも無い」


佐「え〜、モーニングコールしてくれたじゃん」



は?と渡辺が反応した。
なんて怖い目をしてるんだ。



目黒とラウールというドデカコンビに挟まれた私を
わざわざ覗きこんで鋭い視線を送ってくる。
佐久間を起こしたことがそんなに不服ですか?



「渡辺の部屋も行ったよ」


『モーニングコールなんかしてくれてないじゃん』


「起きてたじゃん」


目「ずるい、明日から俺も起こして先輩」


「西側で精一杯だし勘弁して」



学校が近づくにつれて周囲のどよめきは大きくなっていく。
自意識過剰でなければ、私がいるからだと思う。



白雪に女が入った。
リオンとアンナにさえ言わなかったこのことを
なぜ何の関係もない奴らの方が知っているのか不思議でならない。



やはり高校生の噂の浸透は、メディアに匹敵するものがある。



後輩組と靴箱で別れて
更に阿部と佐久間は3組で、靴箱の設置されている通りが
違うのでそのままばいばい。



5組の私と、4組のだて渡辺。
ふっかは1組で岩本は2組。
何とか白雪メンツをバラけさせたかった教師の思惑が感じられる。



ちなみに目黒と向井は5組で
ラウールは6組らしい。



本鈴5分前に鳴らされる予鈴が鳴った。
ふっかたち、間に合うかな。



ピピっ!と背後でホイッスルが聞こえた。
先に履き替えただてと渡辺が後ろを見て笑ってるから
視線を辿った。



宮「馬鹿だね」



紫に輝くバイクに乗った制服のふっかと岩本が
当たり前ながら校門前で止められていた。
正門からバイクで入ってくるなんてどこの時代のヤンキー。



深「だってこいつが起きんの遅いんすもん!
これじゃなかったら遅刻するから!」


「 遅刻とか気にしてんなら普段からちゃんと来い! 」



ド正論です先生。

❅·̩͙38→←❅·̩͙36



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (157 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
570人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

hrr - おもしろくて一気読みしました!続き楽しみにしています! (4月10日 14時) (レス) id: 5934ce0412 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カジャ | 作成日時:2024年3月20日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。