10話 ページ12
ノー視点。
太陽がとっくに沈んだ頃、とある倉庫から銃声と悲鳴が響き渡る。
傘下1「照明を付けろ!」
傘下2「それだと相手に我々の位置が!」
傘下3「相手は死神コンビだ!ぐずぐずしてると殺され,,,,うわぁぁぁぁぁ!」
ひとつ、ひとつと悲鳴は数を減らしていく。
その倉庫内には100人余りの人がいたが、今は3人しか生き残っていない。
千影と咲真、そして40代ぐらいの指揮官だけだった。
千影と咲真には赤い血がべっとりと付いていた。それは全て返り血であった。
指揮官「サクリファイスの死神コンビ,,,,か。何故分かったんだ,,,,」
息を切らしながら指揮官が目の前に立っている2人に問う。
千影「僕の補佐はとても優秀だ、それぐらい調べれば簡単に見付けれる。あまり自分の力を過信し過ぎた結果だな」
咲真「一般市民に恐喝と暴行、そして殺人もしていた,,,,何も罪のない一般市民に手を上げたこと、それが今回の敗因だよ」
2人の声は何も感じない、虚無の声。
指揮官「そうか,,,,」
千影「お前には情報を吐いてもらうから簡単には殺しはしない」
逃げられないと観念したのか指揮官は大人しく縛られ、本部に連れて行かれた。
千影「僕達も帰るか」
咲真「焼き肉行くー?」
千影「開いてるのか?」
咲真「,,,,明日行こう。Aも連れて」
千影「,,,,そうだな」
先程からは考えられないくらい楽しそうな声が血塗られた夜に溶け込んでいった。
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ハビクロ(プロフ) - もっと続きが読みたいです! ハラハラドキドキしながら読みました! (3月18日 12時) (レス) id: 8a5b7d339e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タタリ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masoradayoyo/
作成日時:2023年11月24日 23時