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最後の講義を終えると、急いで学術書や資料を鞄に詰め込んだ。
これからダッシュで保育園に行って、ラウールのお迎えをしなきゃならない。
亮「ヤバ........結構ギリギリになっちゃうかな」
一応延長保育は出来るものの、小さなラウを1人で待たせたくないし、なるべく早く行ってあげなくちゃ。
コートを羽織りながら慌ただしく研究室を出ると、扉の外には見覚えのある子が立っていた。
大学は生徒の数が多すぎて全員は到底把握出来ないけど、彼女は講義では大体前列に座っていて、何となく顔は覚えている。
亮「あれ、どうしたの?もしかして質問か何かかな?」
『あっ、いえ.......』
真っ黒なロングヘアが印象的で、今時にしては珍しく清楚な子だ。
亮平を見上げながら白い肌を林檎のように赤く染めると、サッと紙袋を差し出してきた。
亮「えっ........と?」
『あの、阿部先生!良かったらこれ、受け取ってください…っ』
亮「え??受け取るって何を.......あっ、ちょっと待って!」
戸惑う俺に小さな紙袋を押し付けると、逃げるようにその場から立ち去ってしまった。
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anzu(プロフ) - 黒闇 蓮さん» OH…お友達にも是非ありがとうとお伝えしたいです!ゴリ押し万歳!w ちな、anzuはみかん県出身なので少しなまりあります笑 (2021年2月12日 22時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇 蓮 - anzuさん» 僕もうっかりしょうれんの台詞標準語にしちゃう時ありますよ笑なんせ自分が標準語の人なんでね…笑。anzuさんの作品はとても面白くてオススメだよ!と友達にゴリ押しされて読んだら沼にズボズボと…笑 (2021年2月12日 9時) (レス) id: 6840ce10b8 (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - 黒闇 蓮さん» 蓮様、こんにちは!わぁ!嬉しいお言葉と右ポチありがとうございます!キンプリはずっと出したかったので、喜んで頂けて嬉しいです〜!しょうれんの台詞がうっかり標準語になってたので、隙を見つけて直したいです(小声) (2021年2月11日 13時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇 蓮 - こんな素敵な作品ありがとうございます!King & Prince出てきた時に発狂しちゃいました笑続編も応援してます!評価は1番右に…ポチッ (2021年2月11日 9時) (レス) id: 6840ce10b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:anzu | 作成日時:2021年1月10日 22時