佐久間さんちは今日も幸せ3

＊Happy Birthday Ren ページ13

蓮「キスはまぁギリ、挨拶の範疇に入るんじゃね？それ以上は、ラウが大人になるまでしないよ」


ラ「蓮くんて子供の頃から頑固だったもんね。でも昔はもっと自然にスキンシップしてたのにさぁ…」


蓮「大人だからタガが外れないように自制してるんだよ、俺は」


ラ「そーなの？」


蓮「そーだよ。未成年のラウに手なんか出したりしたら、さっくんと亮ちゃんにも合わせる顔がないもんな」


ラ「はぁ〜........ほんっと真面目ってか、堅物すぎ」


蓮「順序が逆になるのは嫌なんだよ。いい加減な気持ちだったら、男同士でなんて付き合えないだろ」


ラ「しかも兄弟だしね。モデルっていう特殊な仕事を選んだのは、今となっては正解かも」


ケラケラと笑いながら、思いきり抱き付いてきた。


ラウールはいつからか俺のことを「お兄ちゃん」とは言わなくなって、下の名前で呼ぶようになった。


思えばあの頃から意識されてたのかなぁ、なんて。









＊＊＊＊＊









ラ「蓮くん」


蓮「うん？」


ラ「これからも蓮くんの誕生日を俺にお祝いさせてね？できればヨボヨボのおじいちゃんになるまで、ずっと」


蓮「ふはっ、何だよそれ。俺まだ24になったばっかなんだけど(笑)」


ラ「うん。だからあと60年くらい。嬉しいでしょ？」


蓮「じゃあ俺もラウがシワシワのじいちゃんになるまで祝ってやるよ」


ラ「ふふふ、嬉しいな。これからもずーっと一緒にいようね！

Happy birthday、蓮くん♡大好きだよ」


真っ直ぐに見つめてくる無垢な表情にドキッとする。


無邪気に笑うラウールの頭をくしゃっと撫でると、ありがとな、なんて言いながら、天使みたいに光る金髪にキスをした。








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☆☆Happy birthdayめめ！24歳おめでとうございます！ますます素敵な大人になってね☆☆

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