佐久間さんちは今日も幸せ3

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ラ「でもさ、結婚して15年以上も経つのにず〜っとラブラブなんて、うちの両親すごくない？」


蓮「あ〜........でもこの間、珍しくケンカしたみたい。この間さっくんから国際電話かかってきたし」


ラ「ウソ、俺知らないよ、それ！」


蓮「ちょうどお前が仕事でいなかった時だよ。日本とフランスじゃ時差あるのに、早朝から起こされたもん(笑)」


ラ「ふぅ〜ん。で、なんでケンカしたの？」


蓮「いつもの事だよ。さっくんのドラマでキスシーンがあって、放送を観た亮ちゃんが怒っちゃったんだって」


ラ「あー！そのドラマ、俺まだ観れてないんだよね〜。ラブシーンがあるのかぁ.........そりゃあ、亮ちゃんも怒るよね」


優しくて美人で賢くて、俺たち自慢の母だけど、実はかなりのやきもち焼きだ。


ドラマの相手役にも妬いちゃうとこなんて、子供っぽくて可愛いなって思っちゃうんけどさ。


さっくんと亮ちゃんは俺が小さい頃からずっと理想の夫婦だったし、両親がいつまでも仲良しなのは良いことだ。









＊＊＊＊＊









ラ「俺と蓮くんも、いつかさっくんと亮ちゃんみたいになれるかなぁ」


蓮「その前にまず、2人に色々と報告しなきゃいけないことがあるじゃん」


ラ「あ........そっか」


俺とラウールは実は血の繋がりはない。


俺が2人に引き取られた時にはすでに物心がついていたけど、まだ幼かったラウールがその事実を知ったのは、だいぶ後になってからだ。


とはいえ、俺たちが家族以上の感情があるのを自覚した時は、正直死ぬほど悩んだし、忘れようと思った時期もある。


蓮「まぁ血の繋がりはなくても、世間的には色々と厳しいからな」


ラ「まぁね…。兄弟で男同士でしかも蓮くんなんかショタ好きのレッテルまで貼られちゃうもんね。三重苦じゃん」


蓮「あのな、お前みたいなデカいやつはショタなんて言わねーよ」


ラ「でも俺まだ未成年だよ？手を出したら犯罪でしょ」


蓮「まだ出してないっての。てかお前が成人するまでは手は出さねーから！」


ラ「もう一緒に住んでるんだし、そこまで頑なにならなくてもいいと思うんだけどねぇ。チューはしてるんだし」

＊Happy Birthday Ren→←3

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