佐久間さんちは今日も幸せ6

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射撃場に着いたら最初に講習を受けて、次に実際に撃たせてもらうことになった。


本物の銃って初めて見たけど、レプリカなんかより圧倒的に重いし、迫力が違う。


康「んじゃ、俺から行くな！」


紫「おー、康二頑張れ〜」


廉「そんな腰が引けてたら撃てへんで」


康「わ、分かってるし.......っ！」


いざ構えてみると、ドラマの刑事さんにでもなった気分でテンションが上がる。


いつか刑事もののドラマが来た時に役に立つかもな♪


康「よっしゃあ！全部真ん中に当てたるでー！！」


＊


＊


なんて自信満々に挑んだもののーー見事に全部的から外れてしまった。


紫「あはは、ジーコどんまい♪」


廉「まぁ初めてやしな！しゃーないわ」


康「うぅ、そない全力で慰められると逆に落ち込むわ........」


紫「そんなら代わりに俺がカッコいいとこ見せたる。まぁ見とき」


ポンポンと俺の頭を撫でると、次の順番だった紫耀が入れ替わるように射撃場の中に入っていった。


《パン！パン！》


『うん、彼はなかなか筋が良いね』


『初めてとは思えないよ！』


側に付いてる日系人インストラクターさんの感嘆の声が聞こえてくる。


あまりのカッコ良さに見惚れていると、こちらが呆気に取られるくらい簡単に的に当てていった。

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