rwy (ページ4)

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『チッ。屍部署はあの反り腰ハゲのせいだからアイツに言って。偽爽やかクソサイコ野郎。アンタの存在自体が胡散臭いのよ。さくま消臭剤持ってきて。』

「トイレの芳香剤なら経費で落ちるよ！」

『佐久間は消臭剤と芳香剤の違いもわかんないの？』

「おたくの部長の方が消臭剤必要なんじゃない？スメハラだってこないだA言ってたよね。ニンニク串食べながら。」

心做しか阿部の声が大きい気がする。良くない。

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「おい部長に聞こえんだろうが。ほら、こっち見てんぞ。お前らのせいで。」

『どう考えてもコイツのせい。帰れよ。マジで。』

「あ、そういえば。

ねえねえA〜月曜の朝礼で土日の部長の自作思い出スライドショー見せられるってほんと？マジキッショい部署だね〜それって何ハラになるの？」

相変わらずニコニコととんでもねえ毒を次から次へと予告もなしに吐く阿部。

隣のデスクでは貧乏ゆすりが止まらない。それに挟まれる俺の気持ち。

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『思い出しただけでも寒気がする。あんたらまだ帰ってなかったのかよ。』

「さっき佐久間が不備のある資料持ってきてるって言ったよね。Aの脳みそはお飾りなの？」

『てめえも月曜の朝礼出てみやがれ。あの場で脳みそなんて使ったら終わりよ。』

やめろ。ほんとにやめろ。大声を出すな。

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「部長の視線が痛すぎる。俺の胃も。」

…今朝は死ぬほど興味ねえゴルフの話だったかな。毎回部下に感想求めるもんだからちゃーんと聞いとかなきゃ答えらんない地獄の時間。おかげで総務の朝の空気は最悪。

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......てか寒気がするとか言ってけどお前寝てたよな。

阿部ちゃんが屍部署って呼ぶのもこれが由縁だったりする。絶対に良くないけど。

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