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『こんの非常識クソボンボンが!
あ、コラ!逃げるなー!待ちなさい!』
「俺急ぎで頼まれてた仕事思い出したわ!樹またねー!高地Aのこと頼んだー」
「はあ?!ふざけんなよ
ちょ、おい!待て待て、俺が後から大我に言っとくから!落ち着けって!」
『今まで散々アイツに迷惑かけられてきたけど今日という今日は許さない。絶対終業までに捕まえて土下座させる』
そう言いながら関節をボキボキと鳴らし、大人しく部署を出ていってくれたA。
……大我が明日、無事に出勤することを祈るばかりである。
まあ、そろそろ痛い目に合うべきだとも思うが。
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「いやあ、目の前を走り抜けるAさんめちゃくちゃいい匂いしたな。」
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………。
どうして俺の周りは馬鹿しか居ないんだろうか。
もはや残っていないであろう残り香を思い切り吸い込んでいるアホ営業マン。そもそもなんでお前はここに居る
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「あれ?高地どうしたの、お腹痛い?」
「……お前らのせいで催した胃痛に労災がおりるかどうか考えてんだよ。」
「労災ってなんだっけ」
「………。
もうなんでもいいや。」
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恐らく労災は適用しないであろう刺激的な日々への痛心と、平穏な日々への諦めをエナジードリンクと共に流し込んだ。
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だっちゃ(プロフ) - こういうの大好きだ (8月18日 8時) (レス) @page9 id: 69c0d47fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン - 待ってください天才ですか?? (8月17日 23時) (レス) @page9 id: 5514af2784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:餡 | 作成日時:2023年8月16日 20時