rwy (ページ11)

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丸の内オシャOL ページ11

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私はただ、社内のカフェテリアに行きたいだけ。

ラウに美味しいコーヒーを淹れて欲しいだけなのに。

それなのに。

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「Aさぁーーーん！！！！！」

「Aちゃぁーーーーーーん！！！！！！」

最悪。

『……』

「なんで逃げるんですかーーーーー！！！！」

「せやで！！！走ったらコケますよ！！！」

『うるせえな！誰のせいだと思ってんだ！』

「Aちゃんアラサーなんやからヒールで走らん方が身のためやで！」

『……関西人って敬語習ったことないの？』

「全関西人に失礼やな、それ。色んなとこに謝っといた方がええな。」

『アラサー扱いするなら敬語使え康二。』

勝手に追いかけてきたくせに失礼な関西人にアラサー呼ばわりされて、走らされて、タメ口使われる私ってなんて不憫なの。

「Aさん！！お疲れ様です♡」

もう1人のアホは馬鹿デカい声で挨拶したかと思えば、

人差し指を顎に当て私の全身を舐め渡すように見ると、ふと考えるような仕草をしてみせる。

「んーっとー、今日はそうだなあ、、

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……60デニール」

『樹、北斗が頭からシュレッダーに突っ込んでやるから今日人事部来いって。』

「なんすかそれ怖すぎません？あいつマジでやりかねないっすよ！

…ん？いや、まてよ。……70デニールか

俺は30デニールが1番好きです！」

「気い合うな、俺もやで！」

「あの濃淡の具合が最高だよなー」

……

とりあえずヒールの踵で足の甲を順に突き刺しておく。

「痛ってえ！！！！

…ありがとうございます！！！」

「樹さすがにそれはキショいで、、ゔぅ」

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