rwy (ページ2)

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「……。

何だコレは。」

『見ての通り。Aてゃからの誕生日のお祝い。』

「ツッコミどころしかねえな。てゃ、て何だよ気色悪いな。……しかも俺誕生日半年前だけど。」

『……嘘だあ』

「まず社不元気？で始まる時点で誕生日祝うつもりなんかさらさらねえだろ。てかどの口が言ってんだよ」

『だって事実じゃん？』

「俺もお前と同じ社畜ってこと忘れてない？」

『ほんと、やんなっちゃうよね。社会人しんどすぎ！』

「社会に適合した人間は人の話ちゃんと聞くけどな。何年目だ。

あとな？オマエ、俺流動食ばっか食べてねえし」

『カップ麺噛まずに飲んでるじゃん。しかも毎日。エナドリじゃないんだから。』

「さすがに噛んでるわ」

『いや、あれは飲んでるね。掃除機みたい。そういや掃除機壊れたから買ってくんない？ダイソン最新版。』

「バカか。

ハア、もう俺アラサーなんだけど。塗り絵なんてしないよね普通。ちなみにお前もな。17歳って、ふざけんなよシバくぞ。」

『暇な時間のお供にでもと思って。……シバく？……パワハラ？』

「月曜。朝礼後。これ渡される俺の気持ち。パワハラはどっちだって話。そして塗り絵をする暇な時間なんて社畜にはない。セーラーなんとかとか言ってる時点で世代バレるぞ。」

『月曜の憂鬱な朝だからこそふっかの喜んだ顔が見たい。愛と美貌の戦士だもの。』

「何が愛と美貌だ。とんだサイコ野郎じゃねえか。」

『あ、この資料今日までってさっき樹が持ってきたやつ』

「颯爽と切り替えてんじゃねえよ。

ハア、てかどうせまたお前のこと口説きに来たんだろ。俺に資料渡すの口実にして。アイツも懲りずによくやるよなホントに」

『今日は下地変えました？何かツヤが、、って頬に手伸ばそうとしてきたから指の色が変わるまでへし折って人事に突き出した。この前はストッキングのデニール当ててきたからスネ蹴りあげてみた。喜んでた。』

「自称爆モテの経験値使うとこ間違ってんだよな。人事に突き出したくもなる。」

『北斗がシュレッダーにアイツごとかけとくって言ってたからもう来ないでしょ』

「さすが北斗。人道ゼロ。人事の鏡。アイツそれでもめげないアホ営業マンだけど。」

『この会社の営業は全体的にアホでしょ。』

確かに。

距離感馬鹿なアホ関西人とか顔面偏差値カンストしてるくせに喋るとアホな奴とか…

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よく成り立ってるな、あの部署。

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