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「そういうこと。わかった?」
「なんか愛がすごいんすね。そこまでとは思ってなかったっす」
「そりゃあ命かけてますから」
気づけば手元のビールは空になっていてまた新しく注いで飲む。
「うまぁ」
「まじでよく飲みますね」
「人の金で食う飯、ビールが1番美味いんよ」
「うわあ。俺こんな大人にはなりたくないっす」
んははと笑いながらメニューに手を伸ばす。
ここのお店は焼き鳥やつくねが売りのお店らしい。
とりあえずつくねを勝手に頼んでまたお酒を流し込む。
「じゃあそろそろ乾杯するか〜」
部長のその声でみんなジョッキを持ち始めた。
まって、私もう3杯目なんだけど。しかも中身半分しかないし。
「先輩やばすぎ」
「まあ注いだらバレないでしょ」
「顔赤くなってるんで結構バレると思いますよ」
「まじかぁ」
そう言いながらもとりあえず注ぎ足してジョッキを持つ。
乾杯の音頭とともに2回目の乾杯を周囲と交わす。
まあ乾杯なんて何回やっても減りませんからね!
「あ〜なんで今日推し様来ないのぉ〜…貴重な私服みれると思ったのに…」
「本来の目的は歓迎会っすからね?」
「いや、推し様鑑賞会でしたね」
なんだかんだしてるとつくねが来てそれを食べてみる。
悪くはないんだけどなんか足りなくて。
食べかけを目黒くんに押し付けてお酒を飲んだ。
帰りに宮舘さんのお店行こうかな。
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作者名:雪野真哉 | 作成日時:2024年3月15日 11時