もちろん同担NGで【青】 (ページ26)

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結論を出した後。
いつもより少し早めに仕事を終わらせて康二の部署の前で待ち伏せした。

「じゃあお疲れさんでした！」

そう言って出てきた康二の前にどんっと立ちはだかってみる。

「うわっ！？びっくりしたぁっ！？え、A！？え、何どないしたん？こんな所で！」
「ビビりすぎ。ちょっと話あるから一緒に来てくれる？」

大袈裟なくらい驚いて尻餅ついた康二に極めて冷静に、真剣な感じで声をかけていつものお店に連れて行こうとする。
でも、こう言う話をするなら落ち着いた場所でするべきだと思って。

「あれAさんじゃん。いらっしゃい」
「宮舘さんこんばんは。2人で」
「そちらの方は？」
「同期です」
「そっか。じゃあ翔太が来た時に会わなくて済むように個室にしてあげる」

渡辺先輩の麗しき幼馴染様、宮舘様のお店にお邪魔することにしました。
宮舘さんは私たちに配慮してくれて、おいでと店の1番奥の個室に案内してくれる。

「じゃあとりあえず生２つもらっていいですか？」
「了解。枝豆とかは？」
「ん〜あ、じゃあつくね食べたいです！渡辺先輩が前頬張ってたやつ！」
「あはは。OK。じゃあ待っててね」

宮舘さんは私たちにメニューを手渡しキッチンへと戻って行った。

「ここ居酒屋やのにすごい落ち着いた雰囲気の店やなぁ」
「でしょ？大天使推し様がこの前連れてきてくれたんだ〜」
「…そうなんや」

少し眉毛が下がった康二にもう早いとこ話を切り出すことにした。

「あのね、康二」