Brighter Moment (ページ11)

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髙塚 side

『蓮くんごめんなさい、』

僕はなんでこんなにも身体が弱くて、人に沢山迷惑かけちゃうんだろう。

蓮「こら、謝らない約束でしょ？」

『でも…』

蓮「でーもーじゃなーい。ね？」

『…うんっ、ありがとう。(笑)』

蓮「よし。(笑)」

でも、ここの人達はそんな僕にも優しくしてくれる。

蓮「落ち着いてきた？」

『うんっ、お腹すいてきちゃった。』

蓮「朝から食欲あるのはいい事！よし、みんなの所行こっか。」

『いく！』

2人で階段を降りて、リビングへ向かうと、もうそこには全員揃っていて、ご飯を食べ始めようとしている所だった。

奨「お、大夢おはよう。今日早かったね」

理「んぁ、大夢！」

口にご飯をパンパンに詰めた理人がこっちへ向かってくる。

蓮「こら！口に物入れたまま立ち歩きません！」

迅「れんままこわい！！！！」

景「迅、聞こえちゃったら丸焼きにされちゃうかも」

理「おあよおくらいいあくでいってもいいじゃあん…」

蓮「景瑚も迅も聞こえとるし、理人は何言ってるかわからん！(笑)」

奨「大夢ご飯持ってきたから、威尊の隣空いてるからそこで食べちゃいな。」

よなぱぱに言われて威尊の方を見ると、威尊がにこにこしながら手招きしてくれていた。

朝から元気な声を背に、そちらへ向かう。

威「もう大丈夫かぁ？」

『うん、平気。』

匠「無理せんでな？元気になるように、このブロッコリーあげるわ！」

京「それ食いたくないだけじゃん。れんまま〜、匠海が…んがっ！」

匠海が京介の口を必死に塞ぐのを見て、ついふふって笑ってしまった。

このおうちの、、この温かい雰囲気がとってもとっても大好きなんだ。

きっと僕はこの体と引き換えに、、すごい大事なもの貰ったんだろうなあ。

奨「手を合わせてください！せーの」

全員「ご馳走様でした〜！」

8割迅の声のこの挨拶は、このホームでのお決まり。

蓮「もしあれやったら、寝とった方がいいと思うけど、どうする？」

『ううん、大丈夫。今日は半日授業だし、みんなと行く。』

京「今日行けるの？大丈夫？」

『うん、いける。』

威「お、じゃあ行こー！」

蓮「行ってらっしゃい。」

全部準備を終えた威尊と、まだまだそうな京介。なんならまたうとうとし始めた匠海。

俺は常にこの3人といて、この3人に助けて貰っている。

うさぎ組「行ってきまーす！！」

今日も楽しい一日の始まり。