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佐久間「……ただいまーーー」
足取りも気持ちも、重い。
はぁ。どうすっかなーまじで。
サキ「おかえりっ。遅かったね。」
佐久間「……ちょっとね」
サキ「ちょっとって?私に言えないこと?」
佐久間「いや、まぁちげーけど。とりあえず風呂」
はぁ。サキにどういうかな、、、つーか素直に別れてくれるだろうか?
そこの可能性考えてなかった。
お風呂から上がりテレビを見ていたサキの近くに腰掛けた。
佐久間「……あのさ、話ある」
サキ「…なに?」
佐久間「………っ、わかれてほしい」
サキ「………え??な、んで?」
佐久間「サキのこと、本当に好きだったんだけど、これからも一緒にいたい、って思えなくなった。ごめん。」
サキ「…………嫌。わたし別れない」
佐久間「………え?」
サキ「絶対嫌!別れないから!!あれだ、あの女に誑かされたんでしょ!どうせ!!やっぱね!いい噂、聞かないし。大介のこと、誘惑でもしたんでしょ。ほんと最低」
は??こいつは何言ってんだ?
Aのこと、、だよな??
いい噂聞かない、ってなんのことだ?
サキ「知らないの??男と遊びまくってるとか、彼女持ちばっか狙ってるとか、とにかく男関係の噂ばっかりだよ?大介、目を覚まして??」
はぁ?なんだよ、それ。Aそんなやつじゃねーし。
つーか、誰が言ってんだ?サキ、同じ大学じゃねーし。
佐久間「……それちげーから。つーか、誘惑もされてない。俺の問題だから」
サキ「やっぱり、あの女じゃない!いや、私絶対別れないし!!はい!もうこの話終わり!!」
結局そう言ってサキはリビングから出て行った。
これは長期戦になりそうだ、、、
佐久間「最悪だ……」
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作者名:ねこ | 作成日時:2024年3月28日 14時